資産の取り扱いの面倒さは、設立時のみではない。 運転時に取得した資産でも同じである。 企業型では、運転時に所得した資産は次のように扱う。
しかし、運営費交付金で資産を購入すると、先に運営費交付金の節で 述べたように、運営費交付金債務の減額を伴なう。
「運営費交付金債務」を「!運営費交付金収益」と読み換えると第2行は 消去され、通常の企業型の資産取得と同じ形となる。
減価償却する資産の購入の場合には、企業型では次のように扱う。
しかし、法人型では、資産そのものを国からの負債とする処理をするため、 !運営費交付金収益で受けず、資産見返運営費交付金と言うまた新しい 固定負債科目で受け、かつ、償却時に収益化する。 つまり、負債化し、償却ごとに収益化する。
これも減価償却の費用を相殺する収益が入っているために、減価償却の 費用化ができない。 また、資産除去で完全に収益化が完了する。
企業型にするには、すでに「運営費交付金債務」を「!運営費交付金収益」と 読み換えることにしているので、取得時の第 2行、償却時の第 2行、および 除去時の第 3行を消去するために、「資産見返運営費交付金」、 「!資産見返運営費交付金戻入」を「!運営費交付金収益」と読み換える 必要がある。
一件、!運営費交付金収益がおかしくなりそうに見えるが、!運営費交付金収益は 必ず左右で相殺するので、この仕訳では変化がない。 もともと、企業型では、運営費交付金は年度当初に収益化されるだけで、期中の 収益化を考えてはいなかっ たので、これでよいのである。