キャッシュフローの要因を把握するもう一つの方法として、 資金運用表(statement of application of fund)と呼ばれるものがある。 これは実在勘定フローから計算しようというものであり、原理的には 公開されている今期と前期の貸借対照表の差分から計算が可能である。 米国では財政状態変動表(statement of change of financial position)とも呼ばれ、一時は財務諸表の一部として 位置付けられたこともある。 これが間接法によるキャッシュフロー計算書の考えの元となっている。
| フロー試算表(実在勘定)→間接法によるキャッシュフロー計算書(資金運用表) |
| フロー試算表の残りの部分は損益計算書 |
これらは、資金の循環を、利益の再投資といった立場から理解しようという 過程ででき上がったものであるが、結果的に、営業に関わるの膨大な仕訳を 遡ることなく、その収支を調べることができるというメリットを持っている。 しかし、直感的にはわかりやすいとは言えず、注意して読んで欲しい。