したがってデジタル回路とは入力の束に次々と入ってくる 0、1 の組合せ ( パターン) を参考にして、ある一定の規則で出力パターンを生成していく 回路であると言える。 出力は今入ってきたばかりの入力も参考にして作られるだろうし、過去に 入ってきた入力も参考にして作られるから、回路内にはいくつかの時間を 遅らせる遅延要素が入っているはずである。 こうしたデジタル回路は特に順序回路 (sequential logic circuit) と呼ばれる。 切符の自動販売機に使われるようなデジタル回路も、巨大な電子計算機もすべて 順序回路である。
さて、図4.1のように順序回路内にある遅延要素をすべて回路内から 取り出し、別に遅延回路として置くと、残った回路は 0、1 の入力の組合せから 遅れなく直ちに 0、1 の出力の組合せを作り出す回路となる。 これは組合せ論理回路 (combinational logic circuit) と呼ばれる。 単に論理回路というと、厳密には順序回路も含む場合があるが、特に混乱のない 場合は、組み合わせ論理回路のことを指す。