前節で、
付近に遮断周波数を持つ LPF の伝達関数を求める
手法を示したが、
付近に遮断周波数を持つ LPF は、上記で
得られた
表示された伝達関数の
を
で
置き換えればよい。
一般に LPF の伝達関数は次のように表わされる。
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(6.19) |
ここで
は 1 か、1 に極めて近い係数である。
また、一次式はフィルタの次数が奇数のときにのみ表われる。
また、二次式は複素根を持つことを前提としているので、
である。
いずれにせよ、一次もしくは二次の有理関数の積になっている。
関数はすべて
で 1 となるし、
で 0
となる。
同様にして、
付近に遮断周波数を持つ HPF (高域通過フィルタ)
は
を
に置き換えればよい。
この結果、HPF の伝達関数は次のようになる。
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(6.20) |
BPF (帯域通過フィルタ) については、少し詳しく説明しよう。
通過域を
から
としよう。
規格化 LPF は
から
までを通す BPF とも
理解できるので、-1 を
に 1 を
に変換する
簡単な関数を探せばよい。
変換式として次の関数を採用してみよう。
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(6.21) |
ここで、
は規格化 LPF の周波数である。
前述の対応関係より次の二式が得られる。
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(6.22) | ||
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(6.23) |
この関係から、
、
を求めることができる。
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(6.24) | ||
| (6.25) |
これら、
、
を用いると所望の変換が完成する。
変換式の
を
に置き換えると
の変換式が得られる。
つまり規格化 LPF の
を
とすればよい。
この結果、BPF の伝達関数は次のようになる。
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(6.26) |
BSF (帯域阻止フィルタ) は、
として上記の逆数をとればよいので、
を
に置き換える。
この結果、BSF の伝達関数は次のようになる。
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(6.27) |