前節の安定性判定の式で、
とし、
を
から
まで変えたときの
の変化を調べてみる。
| (4.4) |
| (4.5) |
一方、実在の回路では、
で増幅率が低下し、
が成立するが、この結果、
となる。
つまり、
の上下の次数は等しい。
このことから
が成立する。
そこで右辺は
となる。
最終的に
| (4.6) |
なお、ナイキストの判定法は、
平面の現象を
平面に
変換したもので理解することも可能である。
不安定なシステムでは、
面で右半平面に零点が存在することになる。
したがって
平面で、虚数軸上を下から上へ移動した際、進行方向右に
零点があることになる。
平面の虚数軸は
平面では
なる曲線に
変換され
から
の移動は、この曲線を時計回りに
回ることに対応する。
零点は
に変換される。
そこで、
が
を時計周りに回ると不安定という同じ
結論になる。