交流理論では、定常解だけを議論する。
つまり、
の
の場合を考えればよい。
このことから、あらゆる入出力関係は、伝達関数の
と置いたもので表現できる。
例えば、キャパシタンスに流れ込む電流を入力
とし、両端の電圧を
出力
と考えよう。
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(2.1) |
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(2.2) |
ここで、
なる解を仮定すると、この式は次のようになる。
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(2.3) |
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(2.4) |
つまり、キャパシタンス(capacitance)は
の伝達関数を持つ。
あるいは
として、
の伝達関数を持つと
言える。
このように二端子素子の電流を入力とし、電圧を出力とする場合には、その
伝達関数は特にインピーダンス (交流における抵抗) と呼び、直流回路における
抵抗のように扱うことができる。
もう一つ例を上げておこう。
の直列回路の両端に入力
を与え、
の両端から出力
をとる。
この直列回路に流れる電流を
とすると
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(2.5) | ||
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(2.6) |
まず、全体を微分し、
とし、両辺を
で割る。
つまり、
とするのと同じである。
この結果、
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(2.7) | ||
| (2.8) |
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(2.9) |
また、この回路に
の角周波数を入れたときの、伝達量は
とすることで計算できる。
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(2.10) |