任意の論理回路はNAND-NAND回路で実現できたが,NOR-NOR回路でも実現できる。 ただし,現在は主としてNAND(NAND)しか使われないため, 本節は読み飛ばしてもらっても差し支えない。
ド・モーガンの法則を使ってANDの部分をNOR(NOT)に置き換えると,
OR(AND)はNOT(NOR(NOR(NOT)))と記載できる。
NAND(NAND)に比べるとNOTが多く,あまり簡単ではない。
そこで,反転論理(inversion logic)という考えを導入することが多い。
これは本来,真であるものを0で表現し,
偽であるものを1で表現しようという考えである。
あるいは,
の代わりに
を使って物事を論じようという観点である。
こうすると,
は次のように書ける。
以上で論理回路についての説明は終了する。 論理回路とは, 入力側の0,1の空間パターンを出力側の別の空間に変換する回路である と言い替えることができる。 コンピュータなどのより高度な情報処理機器は, 時間的にも空間的にも変化するパターンを処理することができる。 次章では,時間方向に変化するパターンの処理方法について説明しよう。