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中央処理装置CPU

コンピュータの中心は何と言ってもCPUである。 すでに前章に示したように,どんな情報機械でも必ずシークエンス回路で実現できる。 しかし,こうした計算に特化した機械を, 原理的な純粋なシークエンス回路で作ろうとすると, そのサイズは巨大になることが知られている。 そのため,ある程度,機能分化した機械により実現するのがよい。 このためCPUは概ね図 7.2のような構成をしている。

Figure 7.2: CPUの構成の概要(フラグRはフラグレジスタの意味)
\begin{figure}\centering
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\unitlength 1pt
\begin{picture}(236,146)
\put(0,0){\...
...9){\makebox(0,0)[rb]{{\footnotesize\mc データバス}}}
\end{picture}
\end{figure}

ここでデータ処理部(data processing unit)とは,それこそ加減算を行う回路である7.3。 言うならば,算盤(そろばん),あるいは電卓と言った方がよい対応かもしれない。 電卓はそれ自身計算機械であるが, 機能としては限りなくデータ処理部に対応している。 この電卓のボタンを押す頭脳のようなものが制御部(control unit)である。 制御部はメモリーから次々と命令(instruction)を読み込み, それを順に理解してデータ処理部を制御していく。 そういう意味で,メモリー上の命令群は指令書のようなものである。

またフラグ(flag)とは, データ処理部での実行の成否を制御部に知らせるための情報であり, 電卓のエラー表示のようなものである。 例えば,加算の結果がデータ幅を越えたときなどに,ここに1がセットされる。 制御部はそれを見て,以後の計算を続行すべきかなどを決定する。 これ以外に,制御部とデータ処理部間に, アドレス幅程度のデータのやりとりができるように, リテラル(literal)と呼ばれる入出力ポートが用意されている。


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Yoichi OKABE 2008-03-29