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固定的作業を行う制御部

もっとも基本となるのは,同じ作業を繰り返し実行する制御部である。 例えば,時計のように, クロックごとにカウンタを増やしていくような計算機械がこれに該当する。 この作業は,例えばALUに1を加える作業だけを繰り返すことで実行できるが, もちろん,ALUがオーバフローしても止まらず, ALUの有効ビット部分がいったん0に戻るだけで無限に周期は続く。

Figure 10.1: 固定作業を行う制御部
\begin{figure}\centering
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\unitlength 1pt
\begin{picture}(205,90)
\put(0,0){\s...
...){\makebox(0,0)[b]{{\footnotesize\mc データ処理部}}}
\end{picture}
\end{figure}

こうした固定作業を行う制御部は, 図 10.1左に見られるように,分岐のない,言いかえれば, 分岐条件を与える入力がなく出力しか持たない状態遷移図で表現される。 上に示した時計のような例では,状態が1個で,かつ遷移の都度, ADD1のような制御コードが出力される。 また図 10.1右に示されるシークエンス回路で実現できる。

特別な場合として,周期性のない状態遷移図も存在する。 これは最後の状態から最初の状態への矢印のないものであるが, クロックが来たときにどこにも遷移先のないのは困るので, 最後の状態に来ると,以後は自分自身に遷移する矢印にしたがって, 無限ループに陥ることになる。 例えば限られた数のレジスタ上のデータの合計を求め, それをレジスタ上に書き出して終了するようなプログラムがこれに対応する。

問題1
この時計の例に対し,制御部の具体的な回路を描いてみよ。


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Yoichi OKABE 2008-03-29