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将来のコンピュータ

2000年ごろまでは,将来のコンピュータと言うと,ひたすら微細化して高集積化し, 高速と高機能を同時に果たしながら開発を進めてきた。 そういう意味でコンピュータのロードマップを描くことは比較的容易であった。 恐らく,より大きなメモリー空間を持ち,より高いクロック周波数で動作し, より大きなデータ幅を持ち, といったそれまでの傾向を延長した特性により将来予測すればよかった。

しかし,21世紀に入るころから,こうした予測は急速に難しくなってきた。 それは,高集積に限界が見え出してきたからである。 このため,どの機能を重点的に開発するのかといった選択の幅が急に増えてきたと言える。 一言で言えば,専用マシンの設計に移行しつつあるのである。 つまり,どのような応用分野が成長するのかによって, どのようなコンピュータが必要なのかが決まってくるため予測が急速に難しくなってきたと言えよう。

しかし,コンピュータの根本的な構成はそれほど変わらない。 恐らく,今後もCPUを中心にメモリーと周辺装置が置かれるという根本原理は変わらないであろう。 ただ,周辺装置の種類は大いに変わりうる。

同様にCPU自身もデータ処理部と制御部で構成されることも, 大きくは変わらないであろう。 変わるとしたら,データ処理部のALUの構成ぐらいかもしれない。


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Yoichi OKABE 2008-03-29