論理回路の入出力は2進化されており,0と1のみで構成されている。
回路というからには電気信号を処理する回路であり,
0とは文字通り0Vの電位であるが,
1は普通,正の電源電圧
とする。
このような2状態しかない信号を処理するには,
何らかのスイッチ素子(switching device)を用いるのが便利である。
というのは,スイッチ素子もONとOFFの2状態しかないからである。
スイッチ素子の代表例はリレー(relay)であろう。 これは図 2.1に示すように, コイルとその作る磁場により引かれる鉄片により構成されている。 コイルに電流を流すことにより,この可動鉄片が引かれ, それにより,電流路がONになったりOFFになったりする。
接点の取り付け位置により,図 2.2(a)に示すように, コイルに電流が流れていないときにOFFで, 電流が流れるとONになるリレーも作ることができるし, 逆に(b)のように,電流の流れていないときにONで, 電流が流れるとOFFになるリレーも作ることができる。 さらに,一つのリレーに複数の接点を付けることもできるなど, 多機能であることから,比較的容易に複雑な論理回路を作ることができる。 動作がわかりやすく,堅牢でもあるが, 応答時間が数msから数十msほどと遅いという決定的な問題を有する。