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スイッチ素子

論理回路の入出力は2進化されており,0と1のみで構成されている。 回路というからには電気信号を処理する回路であり, 0とは文字通り0Vの電位であるが, 1は普通,正の電源電圧$ V_h$とする。 このような2状態しかない信号を処理するには, 何らかのスイッチ素子(switching device)を用いるのが便利である。 というのは,スイッチ素子もONとOFFの2状態しかないからである。

スイッチ素子の代表例はリレー(relay)であろう。 これは図 2.1に示すように, コイルとその作る磁場により引かれる鉄片により構成されている。 コイルに電流を流すことにより,この可動鉄片が引かれ, それにより,電流路がONになったりOFFになったりする。

Figure 2.1: リレー
\includegraphics[scale=0.2]{fig/device.relay-photo.eps}

Figure 2.2: OFFリレーとONリレー
\begin{figure}\begin{center}
%
\unitlength 1pt
\begin{picture}(149,104)
\put(0,...
...\rm (b) ON }{\footnotesize\mc リレー}}}
\end{picture}
\end{center}\end{figure}

接点の取り付け位置により,図 2.2(a)に示すように, コイルに電流が流れていないときにOFFで, 電流が流れるとONになるリレーも作ることができるし, 逆に(b)のように,電流の流れていないときにONで, 電流が流れるとOFFになるリレーも作ることができる。 さらに,一つのリレーに複数の接点を付けることもできるなど, 多機能であることから,比較的容易に複雑な論理回路を作ることができる。 動作がわかりやすく,堅牢でもあるが, 応答時間が数msから数十msほどと遅いという決定的な問題を有する。


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Yoichi OKABE 2010-04-20