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複合データ型

C では他の言語と同様に、整数型(int、long int)、浮動小数点型 (float、double)、文字型(char)、といった基本的な基本データ型 が利用できます。また、これらを組み 合わせた構造をもつ配列、構造体といった複合データ型 なども利用でき、豊富な型のデータを扱うことができ ます。配列とは同じ型のデータを一次元的、あるいは多次元的にまとめ、 それを番号でアクセスできるようにしたものですし、構造体とは、異なるデータ 型をいくつかまとめて一つの型と名付けたものです。

さらに、種々のデータが格納されたメモリのアドレスを扱うポインタというデー タ型が使えます。ポインタは他のデータを指し示すために使われる型で、C にお ける最も強力なデータ型の一つです。これがデータだけではなく、構造体や関数 までも指し示すことができるため、C の可能性を極端に大きくしました。実際に プログラムを作ってみないと実感がつかめないと思いますが、いったん理解す るとたいへん便利なデータ型です。しかし、ちょっと使い方を誤ると、プログラムが 途中でまったく動かなくなるなどのトラブルも容易に生じるなど、両刃の剣とも いえます。


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Yoichi OKABE 2006-05-20