本節では、
、
、
といった微分演算が、
極座標とか円柱座標といった曲線座標(curvilinear coordinates)
でどのように記述できるかを議論するため、基準となる
はデカルト座標(Cartesian coordinates)とする。
これらの微分演算の変換は、 スカラー関数の空間微分や反転ベクトルの共変微分の変換の話で、 基本的には議論がすんでいるのであるが、 一つだけ、問題がある。 それはベクトルの成分の大きさの表現の問題である。 例えば、今までの議論では、 極座標の緯線に沿った単位ベクトルの大きさは 1 ラジアンであったが、 微分演算の場合の単位ベクトルは 1 メートルといった単位長さを有する。
つまり、ベクトルの大きさはあくまでも、長さで表現する。 これに合せて若干の補正が必要となる。 計量テンソルの定義式に戻ろう。
| (C.61) |
曲線座標が直交座標を構成するときには、計量テンソルは非対角要素を持たない。
したがって
の長さを持つ。
次のような変更をすることで、
は長さ 1 のベクトルとなる。
| (C.62) |
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(C.63) |