導体(conductor)とは電場を与えると電流の流れる材料である。
通常の導体では電子の移動を妨げる不純物が多く、
電子は力に比例して加速され、一瞬にして力に比例する臨界速度で走るようになる。
つまり、
となる。
ここでは、
は透磁率ではなく、移動度と呼ばれる定数である。
したがって、
を導体中の電子密度として、
ローレンツ力
の両側に
を掛けると、
が得られる。
であることを考慮し、
と置くと、
導体はホール効果が無視できる場合でも、 導電率によって、面白い応答をする。 均質な導体内の電磁場を考えよう。 この場合、次式が成立する。
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この式の
をとり、左辺の
を
で置き換える。
また、右辺の
をガウスの法則の微分形を用いて
で置き換えて、まとめ直すと次式が得られる。
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この方程式を解くと、電荷はいたるところで次のように 減衰していくことが分かる。
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大変不思議なことに、電荷が伝わっていくような様子が見えず、その場で、
誘電緩和時間と呼ばれる
程度の時間で減衰していくかに見える。
このような現象を誘電緩和(dielectric relaxation)と呼ぶ。
実は電荷は、電荷の多いところから少ないところへ逃げていくのであるが、
少ないところの電荷ももっと少ないところへ逃げていくので、
全体が一様に減衰していくのである。
したがって、十分時間が経つと、
としてよい。
つまり、電荷は導体の表面だけに存在するとしてよい。
さらに、
が十分大きいと、
の関係から、
有限の
を達成するためには
は限りなく小さくなる。
導体は
の非常に大きな材料であるから、
この誘電緩和は一瞬にして起こることとなる。
また、
が有限になるためには
がほとんど 0
でなければならなくなる。
逆に、
を仮定すると、まず、
より、導体の内部では
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さらにマクスウェル方程式の
式である
の左辺が 0 となるから次式が得られる。
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