S
系で静止した点電荷の作る電場を、
それと相対的に
の速度で動いているS系で観測すると、
電場および磁場が観測できるが、それらは次のようにして誘導できる。
まず、S
系では、電荷は静止しているので、
スカラーポテンシャルだけが存在し、次のようになる。
| (514) |
これをS系で見ると、スカラーポテンシャルも変換を受けるが、
新たに速度と同じ方向のベクトルポテンシャルも現れてくる。
この場合は
のみが現れ、
、
である。
| (515) | |||
| (516) |
電場、磁場はこれらポテンシャルから計算するのがよい。
この
は次のようにしても計算できる。
ここで、
の項は
との外積で消えることを利用している。
| (519) |
上式で示した電場は
を中心にして、
放射状の形状をしている。
つまり、電荷の現在位置から放射状になっている。
また、
は
、
と比較して、
だけ弱い。
つまり、電気力線は
方向に扁平となっている。
なお磁場は
を軸として回転的である。