第7章で述べた誘導起電力(induced electromotive force)とは、 導体を磁場中で動かすと、導体上に起電力が発生するという現象であるが、 この現象は相対性原理を用いると簡単に理解することができる。 磁場があるところ、あるいはその周辺には、ベクトルポテンシャルがある。 仮に磁場が時間変動がなく、ベクトルポテンシャルが時間変動していなくても、 導体が空間的に変動するベクトルポテンシャル中を移動すると、 導体の感じるベクトルポテンシャルは時間的に変動する。
今、
系で固定されたベクトルポテンシャルを考え、
そこを
軸方向に
で走っている導体を考えよう。
この導体とともに動いている系の座標を
とする。
、
、
、
が成立する。
走っている導体上では、
も時間変化し、
さらに、S系では観測されなかった
も現れてくる。
この結果
が観測されるようになる。
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