現在、国際標準になっているのは、 本書で用いた国際標準単位系(International Standard units, SI units)である MKSA 単位系(MKSA units)である。 これ以外の単位系を利用することはだんだん少なくなってきつつあるが、 他の単位系にもそれなりに便利さがあり、また歴史的意義もあって、 たまにみかけることもあろう。 特に物理天文の分野ではいまだにCGS 単位系(CGS units)の一つである ガウス単位系(Gauss units)やヘビサイドローレンツ単位系(Heaviside-Lorentz units) (以後、しばしばヘビサイド単位系(Heaviside units)と略す) がしばしば見受けられる。 こうした種々の単位系の間には単位そのものの換算が必要となることは 言うまでもないが、電磁気学では併せて、基本方程式の形そのものも 変換されてしまうため、これも同時に議論する必要がある。 本付録ではこの両者を明解に理解する方法を提示する。