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: 上級篇 1 (登るときにナンバ歩きをする) : 山での歩き方 : 中級篇 1 (下るときにジャンプしないよう心掛ける)

中級篇 2 (下るときに重心を前にするよう心掛ける)

下るときに、 どうも平均的に遅いような気がする人は重心の掛け方に注意して欲しい。 恐いと感じると、屁っぴり腰になったり、上半身を引いて、 重心が後に寄る傾向が現われる。 いわゆる後傾姿勢である。試しに、階段で踵寄りに重心をかけて降りてみよう。 速く降りるなんてとんでもないことがわかる。 階段を急いで下るときには、もっとも重力がかかる瞬間には拇指球 (親指の後にある丸いところ)、あるいは爪先に力がかかっている。 山でも、これと同じ体重の掛け方をすれば速く降りられるし、 後傾すれば遅くなるのである。 これは、普通に歩くときと同じで、残る足の前方に重心が来るまで、 次の一歩を出すときの体重移動ができないことによる。

もう一つ重要な点は、スリップである。 万が一、足と地面の間にスリップが発生した場合、 後傾していると足は前へ滑っていく。 つまり、尻餅をつき易くなる。 一方、前傾していると、足は後へスリップする。 しかし、傾斜地の場合には、多くの場合、後の方が高く、 その場合にはすぐ停止するので、安定である。 また、スリップしても、その方向に前足があるか、 すぐに前足が出せる状態にあるので、安定を回復できる。 重心が真上にあると、スリップした場合に、一番安定である。 しかし、次の一歩をすばやく出すという点では前傾姿勢には負ける。

前項ならびに本項の技術は、階段などで練習により習得できるという意味で、 中級技術であろう。


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Yoichi OKABE 平成19年11月20日