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上級篇 2 (下るときに動的バランスを使う)

もう一つの技術は、動的バランスという概念である。

そうしたステップの見出しづらい場合の例として、赤土の U 字型の道がある。 ゆっくり足を付けても滑ってしまう。かといって急ぐのは危険そうである。 まったく困ってしまう道である。

しかし、こうしたところでは、滑り面を鏡のようにみたて、着地後、 光が反射するような方向にジャンプすれば、滑りはしない。 もちろん鏡の向きが水平である必要はないのである。 むしろ、U 字型の道のように、 左右に対称に鏡がある方が交互ジャンプしやすい。 ゆっくり下らないで、ぴょんぴょん跳んでいけばよいのである。 ただし膝への負担は大きいので、余り連続しないようにした方がよいだろう。 また、ところどころで、安定な停止点で、きちんと停止した方がよい。 私は、 跳びはねていった方向に大きな木のように停止できるところを探してから、 ジャンプをする。 土に埋まった石の角なども安定停止点として有効に利用できる。

この手法は、ちょっと高い段差を降りるときに有効である。 一気に飛び降りないで、斜めでもよいから、中間のジャンプ点を探し、 さらに二歩目で安定に着地できるところを探す。 U 字型の道のように、何回かジャンプする場合には、 どんどん速度が上がってしまうことが多いので、 先にしっかりした安定停止点を意識しよう。

道が滑り易くなってきて、自信がぐらついてくるような時には、 この動的バランスを思い出していただくと、安全に下降できる。 スキーの回転の際には、ほとんど動的バランスによって、 速度をコントロールしているのであるが、 普段の生活では難々練習できるものではない。 山での実践あるのみ、ということで、上級技術であろう。


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Yoichi OKABE 平成19年11月20日