次に、同一のボーズ粒子系のハミルトニアンを求めてみよう。ここでも、前節と 同様に二つのボーズ粒子が二格子上にある場合を考えよう。その他の条件は 前節とまったく同じであるとしよう。この場合、基底状態としては 各格子点にいくつの粒子が入っているかを記述した数表現で与えられ、
| (9.34) |
と、それぞれ、二つの粒子とも左端の格子に存在する状態、左端と右端に 一つずつ入っている状態、右端の格子に二つともいる状態になる。
まず、これらの ket 状態に
を掛けたものを求めよう。
| (9.35) |
同様に
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(9.36) |
| (9.37) |
が得られる。これらの結果より、
の成分は
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(9.38) |
のようになる。この結果は先に求めた同一でない二粒子のハミルトニアンの第1、
4行はそのままにして第2、3行を
倍ずつして加え合わせ、さらに
第1、4列をそのままにして第2、3列をやはり
倍ずつして加え
合わせた結果になっている。この場合も、Aは一粒子だけが移動する
遷移項にだけ現れている。
この固有値問題を解くと
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|||
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(9.39) |
となっており、同一でない二粒子のハミルトニアンの固有値問題と深い繋がりを 感じさせる。