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絶対音名

「ドレミファソラシ」で表わされる音の高さの名は「ド」がどの高さでも、 それからの相対的な高さを示すもので、階名 (syllable names) と呼ばれる。 これに対し、絶対的な音の高さを示す音の名を音名 (pitch names) という。

英語では「ABCDEFG」を用いる。 標準では主音「ド」は「C」とする。 これらの音の半音上がった音名は、記号では $\sharp$A であるが、 読むときには、sharp を付け A sharp、B sharp、...である。 半音二回上げは $\sharp\sharp$A であるが、読みは double sharp である。 半音および同二回下げの記号は $\flat$A、$\flat\flat$A であるが、 読みは A flat、A double flat である。

日本語では「ABCDEFG」に対し「イロハニホヘト」を用いる。 sharp、double sharp は、これらの前に「嬰」、「重嬰」を付ける。 flat、double flat は、前に「変」、「重変」を付ける。

独語は「AHCDEFG」である。 英語の「B」が「H」になっていることに注意して欲しい。 半音上がったときには、語尾を変化し、Ais、His、...のように ...is とし、さらに二回上げは ...isis とする。 半音および同二回下げ場合は、...es、...eses とする。 ただし A の場合は As、Ases、E の場合は Es、Eses とする。 独語では、もう一つ H の半音下を Hes とはしないで B とする習慣がある。 したがって、H の半音二回下げは Bes あるいは Heses となる。

なお、ドレミの名称は伊語由来であり、 ほとんどの国で相対的な音の高さの名称である階名として使われているが、 肝心のイタリアでは絶対的な音の高さである音名として使われているので、 注意して欲しい。


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Yoichi OKABE 平成19年6月1日