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: ターンにおける加速と減速 : フラットバーンでのジャンプターン : くの字姿勢   目次   索引

本章のまとめ

本章で一番大事な点は、フラットバーンで、斜めエッジをかけて ジャンプしても、左右方向の撃力を左右跳びで吸収すれば、進行方向に垂直な 撃力を得ることができ、安定に速度を制御して降下することができる。 これがジャンプターンの原理である。 ジャンプの際の撃力は、左右方向には向いているが最大傾斜の方には 一切倒れない。 つまり、上半身の方向はほとんど静止しているときと同じで、腰から下だけで 板操作をし、かつ足の裏の点が重心の下で左右に触れるだけのイメージである。

その他の多くのターンでも同じ原理で、重力加速度を殺しているのであり、 このジャンプするという行為が、ターン終了時のチェック(check)に 置き換わるという点に気付けば、まったく同じような荷重操作をしていることが 理解できよう。 つまり、滑らかなターンでも、力学的に重要なのはチェックだけであり、 そのチェックの瞬間の板の斜面に対する角度や、 板にかかっている重心からの力が、 滑りのほとんどすべてを決定しているというのが、著者の主張したい点である。 ただし、現在のカービングターンを中心とするスキーやボーディングでは、 チェックは滑らかさを失わせ、結果としてスピードを殺すため、 余り強調されない。しかし、無意識であっても、 この地点付近での加重が速度制御に大きな意味を持っていることは事実である。


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Yoichi OKABE 平成19年6月30日