斜面の下降時間を求める際、
方向の速度を用いて計算するのは、その
速度が大きく時間変動するため、あまり容易ではない。
しかし、
方向の速度は一定なので、それを利用すると、比較的簡単に
計算することができる。
もし、下降の途中で、もっと早く降りたくなったときには、したがって、
方向の速度を上げればよい。
これを加速と呼ぼう。また、もっと遅く降りたくなったときには、
方向の
速度を下げればよい。これを減速と呼ぼう。
第5 章のような着地点が常に水平な階段状のステップを
下降するときには、着地点で受ける撃力は常に鉛直方向上向きなので、
方向の速度は永久に変らない。
つまり、加速も減速もできない。しかし、実際の斜面で、このような
階段状ステップがあるのはコブ斜面であり、そこには谷側に向いた斜面も山側に
向いた斜面も存在する。
谷側に傾むいた斜面でジャンプすると、撃力はその分、谷側に傾むくため、
方向の速度は加速されることとなる。
つまり、それから以後の下降時間を短かくすることができる。
逆に山側に傾むいた斜面でジャンプすると、撃力はその分、山側に
傾むくため、
方向の速度は減速されることとなり、それ以後の下降時間を
長くすることができる。