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シュテムターン

最近の教程では、プフルークターンからいきなり開脚パラレルターンに進む 場合が多いが、物理の順から言うと、シュテムターン(stem turn)は プフルークターンとパラレルターンのちょうど間に位置するターンである。

このターンではターンの開始の前に外側つまり山側のスキーを踏み出す。 続いてそのスキーに体重を移すことで荷重移動し、ドリフトターンを開始する。 ターンの最後まで開脚しているとプフルークターンと呼ばれるが、 シュテムターンでは体重を移し終わったとたん、なるべく速やかにターン内側の スキーを引き上げて外側のスキーに揃える。 完成形では、外スキーを山側に踏み出すと同時に体重を移し、直ちに内スキーを 揃えることになる。 一般に、こうしたスキーの踏み出し、荷重移動、平行揃の一連の動作は 乗り換え、またはウムシュタイグ(change, Umsteig (G))と呼ばれている。

ターンが終了する時点、つまりスキーがフォールライン方向を通り越し、さらに 数十度回旋する時点を狙って重心を落していくと、スキーからの強い上向の力が 発生し、制動を得ることができる。 重心の落し込の反動である立ち上がりの最高点で、次の山スキーの踏み出しを 行うと、体重移動が極めて簡単になる。

重心の上下動は、プフルークボーゲンと同様に、どちらかというと、ゆっくり 沈み込んで短時間で立ち上がる。 回旋中の大部分の時間は、ゆっくり沈み込んでいるためスキーには体重程度の 荷重しかしない。 ターンの終了時点で短時間に立ち上がるが、立ち上がる際、スキーには大きな 荷重がかかる。 また、立ち上がりの中途から立ち上がりきるまでの間は逆に荷重は減少する。 この最高点、つまりもっとも抜重された点で、開脚し、それから速やかに 閉脚する。


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Yoichi OKABE 平成19年6月30日